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Gweilo Beer HK

Gweilo(グワイロ)の由来

 普通に読むと、グエイロとかグウェイロになってしまいかねませんが、正式にはグワイロになります。
Gweiloは、White Ghost(白いお化け)を意味し、日本語で言うなら「天狗」とか「ヤンキー」といった表現になるでしょうか…
歴史的にイギリスに統治されていた香港に由来のある広東語で、統治下にあった頃に現地の香港人の中で白人の蔑称に近い意味合いで使用されていたという背景があります。
 現在は、差別用語的な使われ方ではなくジョークや友好的な意味合いで外国人に対して広く使われる言葉で辞書に載るほどの使われ方である事から醸造所の名前として使用する事が認められました。
 オーナーの1人Ianがブルワリーの名前を考えている時、夢の中でビアパブで「パイントでGweiloをちょうだい!」と注文している夢を見てこの名前にする事を決めたそうです…(笑)
彼らにとっては、Gweiloは気軽で面白みのある言葉で、自分たちのビールへのアプローチに近い事も要因の1つです。

Gweiloのメンバー

創業メンバー左からJoseph,Emily,Ian

フレッシュで生のクラフトビールを香港そしてアジア圏の人々に楽しんで貰ってビールファンを作るという夢を共に見た3人 オーナーのIanと彼の妻Emilyそして友人のJosephで始まりました。
彼ら3人とも母国のイギリス時代からずっとホームブリュー(自家醸造)をしていた程の熱狂的なクラフトビールファンです。
今までのキャリア:
Joseph   – デザイナー(缶商品等のアートワークも彼のデザイン)
Emily   – 学校の先生
Ian   – 知的財産に関する弁護士

初めてIanとバーで一緒に飲んだ時は、お互いの実家の家族の話をしたり生まれたばかりの子どもの話で盛り上がりましたが、最近また新しい子どもが誕生し時の流れを感じます。
余談ですが、長男の息子さんは最初のMBCTの時に一緒に来日し、和食が気に入って日本行きたいと帰国するなり言ってたそう。。


Head brewer

創業したばかりの頃は、Ian達が自分でレシピを造り委託醸造しておりましたが、ブルワリーを立ち上げて最初のヘッドブルワーはMatt Walsh。
Speakeasy,Lostcoast,Karl Straussといったアメリカのクラフトビールシーンを代表するブルワリーで醸造責任者を歴任し、Modern Timesの創業期から2017年までヘッドブルワーを勤めていました。

天才肌で凄くクラフトっぽくてクレイジーだけどしっかり話すと意外とロジカルな一面も見せてくれる彼は、いつも醸造所に行くとダイソーで買った小さな脚立に座りとみそ汁のお椀を灰皿にブルワリーの前でいつもタバコを吸ってました(笑)
現在

Charlie Johnson
世界2大ホップ卸と言って良い程のYakima Chiefの醸造試験場を任され、アメリカではブルーイングコンサルタントとして多くのWBAゴールドメダル取得ブルワリーを輩出

ブルワリー

最大9000L仕込めるタンクと、1000Lタンクを併設し高性能のカンニングマシーンで品質劣化を最大限抑えつつ定番商品を気軽に飲めつつ、ギークなビールも出せる環境を整えています。

現在は、それだけでなくベトナムのHeart of DarknessとオーストラリアのRocky Ridgeへの委託醸造も並行して醸造を行っています。

今までの変遷

インポート事業を開始して初めてのブルワリーという事もあって、色々思い出があり、少しだけ歴史を

リリースに当たりFar Yeast Brewing様(山梨)とKAGUAに使用している高知県馬路村の柚子を使用したHazy IPAをリリース。
MBCTで彼らが来日した際に、Far Yeast様のブルワリーにお邪魔し、Brut IPAを醸造。
コラボ醸造を行う際東京から山梨への道中、疲れすぎて運転中一瞬意識失いかけていた事から未だに彼らと電話をすると「もう車運転してないやろな?」と笑いながら聞かれます。

そして特に思い出深いのは初回輸入の際、ちょうど大阪の超大型台風と被り関空に繋がる橋にタンカーがぶつかったり、豪雨で空港水没。
ビールは廃棄という大事故からインポートがスタートしました。

以来、イギリスのMagic RockとのコラボやニュージーランドのBehemothとのコラボ、そしてMikkellerとのコラボや彼らのビールを香港で醸造する等様々なシーンで活躍するGweilo。
今後新しいブルワリー新設等いろいろな計画が立ち上がっておりますので乞うご期待下さい。

The Flying Inn(スペイン)

Track Brewing(イギリス-マンチェスター)

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